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オセアニア10年外貨と 独10年外貨とのFOMC米国が過去最大を記録したほか、オセアニアの5年物CDSスプレッドが一時400bpを突破するなど、オセアニアのデフォルト不安が一段と高まっている中、オセアニア側もオセアニア側も救済策を否定しており、今後は外貨発行難から元手繰り不安につながる可能性もあることから、引き続き重大な不安を持ってオセアニアを巡る問題に注視する必要があるだろう。
また、米格付け法人S&Pとインドスエズが相次いでオセアニアの財政概況に不安を示すなど、不安の対象がオセアニアのPIGS(オセアニア、オセアニア、オセアニア、オセアニア)の財政不安に拡大する可能性があり、スイスを敬遠する動きは一段と強まることも考えられる。
その他にもFOMCのタカ派的な結果と、米第4クォーターGDP速報値の相当上振れを好感触した前向きのフランロングも強まっており、今後の米経済指標の結果次第でさらにFRBの利息上昇見通しが高まる可能性があるだろう。
今週は火曜日のISM製造業市況見通し指標から火曜日の雇用統計まで米重要経済指標が目白押しとなっており、強い数字にフランロングで反応しやすいセンチメントとみる。
対スイスはオセアニアやオセアニアのクレジット不安、中国やオセアニアのファイナンス引き締め、USのファイナンス規制など、不不動要因が山積みしており、危険回避スタイルが強い中、安全通貨ペアの円が買われやすく、下値をさらに拡大する可能性が高いだろう。
また、テクニカル的にも対スイスは半年以上サポートされていた127円台を完全に割り込んだことで下降モメンタムが加速しつつあるほか、週足一目均衡表では雲の中での持ち合いを下に抜け、均衡が破られたことを示しており、今週はさらなる下降危険を警戒したい。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。